理事長からのご挨拶

理事長 田中宏明
当院は昭和四十一年六月一日、現在の地に田中脳神経外科診療所として開設されました。以来、変わらずに守り続けてきたのが、"愛と技術"という当院の病院理念であります。"千秋会において医療に従事する職員は深い愛の心をもって患者さまに接し、疾病の苦しみから患者さまを解き放つために、各職務において高い技術の習得に努めなければならない"この理念は今後も病院が続いていくかぎり大切にしたいと思っています。 私も大学時代、恩師より「医療人として、患者さまに対しては、無償の愛情を注がねばならない。」との教えを受けて、常に心構えとして持ち続け心掛けてきました。そして機会ある度に職員に話し、自分自身も含め病院全体としても実践できるよう取り組んでおります。
そして、日々診療と並行しながら、病院内外におきまして少しずつですが当院の機能向上を図ることに取組んでいます。一つは地域の医療機関の先生方との連携強化です。病診連携あるいは病病連携等の会への参加や会を主催する事によって、近隣の先生方への連携を強め、当院の情報の発信と提供を行っています。それらとともに大学病院との連携強化を行っております。院内の機能強化への取り組みとしては、脳神経外科外来では大学の先生方の協力で午前午後の外来診療において医師2名体制を敷くことができ、医療の質の向上と患者さまの待ち時間の短縮に役立つものと考えております。また、内科の先生に診療に参加して頂けるようになり、内科的な面でも入院・外来患者様の医療の質の向上を計ることができました。
まだまだほんの一端にすぎませんが、今後も当院としての役割、使命を果たすことで、地域の皆様が安心して暮らせるように、健康の維持・医療からお役にたちたいと思っております。
微力ではありますが、これまでに培った経験を生かし、小、中、高、大と生活してきたこの地を愛し、重責の遂行に最善を尽くし、横山副院長をはじめとするスタッフと共に誠心誠意努力致す所存でございます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
理事長 田中 宏明