MRI検査のご案内
MRI=Magnetic Resonance Imaging
日本語では磁気共鳴画像と言います。簡単な撮像原理は次のようになります。
【磁場(磁石)の中に入る】→【RF波(ラジオ波)が送られる】→【RF波が切られる】【信号が出てくる】
→【画像が出来る】
以上のようにMRIは磁場とRF波によって画像の元となる信号を取り出し、その信号をコンピューターで計算する事によって画像を作ります。また、各検査部位で"縦・横・斜め"とあらゆる方向の断面を撮像する事が出来ます。
検査時間は検査部位や検査内容によって異なりますが、20分~40分程度です。そのため当院では、MRI検査は予約検査とさせて頂いております。
注意事項
MRI検査は子供からお年寄りの方まで受けて頂く事が出来ます。通常、人体に対する影響はありませんが、強い磁場とRF波を使います。また、検査中は非常に大きな音がしますので、次のような方は検査を受けられない場合や注意が必要な場合がありますので、検査前にお知らせ下さい。
- 心臓ペースメーカーを入れている方
- 動脈瘤クリップなどの血管クリップを入れている方
- 人工関節などの金属が体内にある方
- 外科手術を受けた事がある方
- 妊娠中もしくは妊娠の可能性がある方
- 刺青を入れている方
- マスカラなどの化粧品類の使用をしている方
- 閉所恐怖症のある方(狭い所が苦手な方)

MRI室入室時には次の事に注意してください。
磁性のある金属類(磁石に付く金属)、磁気カード類(キャッシュカード、クレジットカードなど)、補聴器などの機器類は検査室に持ち込まないで下さい。身体に危害を及ぼしたり、画像に影響を与えたり、故障の原因となります。
ご不明な点、ご質問などがありましたら当院放射線科までお問い合わせ下さい。
当院で使用しているMRIは静磁場強度1.5T(テスラ)のPHILIPS社製のAchiva A-series 1.5T dual gradientという装置になります。
参考画像

MRIでは体の様々な場所の検査を行うことができます。


MRA=MRAngiography(MR血管撮影)
MRIでは造影剤を使用しないで、非侵襲的に頭部やその他様々な場所の血管の画像を撮像することが可能です。
